JBL Paragon

本日、師匠のオーディオ道場JBL Paragonを聴かせていただきました。実物を目にするのも初めてだし、ましてや音を聴くのも初めての経験です。初期型は1958年の発売だそうですから、61年も前の製品です。本日、見せていただいたものが初期型かどうか定かではありませんが、その造形は芸術作品と言っても過言ではないものでした。単に美しいだけでなく、「音を出すものはこうあるべき」といった作り手の哲学を感じました。エンクロージャーの製作品質も素晴らしく、ウォールナットの無垢材をふんだんに使い、継ぎ目が判らないほど精度よく造られています。いやー、感動ものでした。
さて、いくつか曲を聴かせていただきましたが、実におおらか、かつ溌剌とした音と感じました。JBLらしく、またオールホーンらしく、中域がよく通ります。設置の関係で間近で試聴しましたが、決して煩くなく良くまとまった音と言いましょうか。長く聴いても疲れない音です。道場だからこその音かもしれませんが。
定位バリバリの音でもありません。前面のカーブは低域ホーンの一部であり、中域の拡散を兼ねていると思われます。結果として間接音が拡大し、音に包み込まれるような感覚になりました。決して狭い部屋に置く代物ではないと思いますが、狭い部屋でもそこそこの音場をつくりだしてくれるはずです。

我が牢獄で聴いてみたいものですが、残念ながら壁を壊さずに入れることは困難です。聴きたくなる度にオーディオ道場へ通うことになりそうです。

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